日筮検証:【乾為天】三爻【天沢履】

どうも、平尾です。
六連勤、無事終了しました。
最終日の易【乾為天(けんいてん)】三爻のメッセージは「休まず働き続けろ」というもの。
最後の最後で厳しめの卦が出たわけですが、結果、休むヒマもないくらい忙しい1日となりました。
場所移動が多い
朝一番は残務処理から。
生産ラインは今日も工場長ひとりだったので、応援ならラッキーだと思ったのですが、2日連続で楽はできないようです。
とはいえ残務処理も気楽な作業なので、別にいいんですけど。
なんて悠然と作業していると……
――ビーッ!ビーッ!
例の70分処理機が警報を発して止まってしまいます。
これを復旧できるのは課長と工場長とあとひとりくらい。
課長が出てくるのかなー、なんて思ってたら、工場長がおもむろに生産ラインを離れます。
え? ちょっと…?
無人のラインを流れる商品。
誰かがカバーに入らねば。
放っておけばそのうち誰かが来るでしょうが、今日のテーマは「流れを止めず自ら動け」
……俺がいくかー。
と、生産ラインに入るものの、俺ひとりじゃもって5分ですぜ。
工場長にならってせっせと手を動かすも、やはり追いつかず……と、思っていたら、パートさんがやってきました。
そう、ここは本来ふたり現場なのですよ。
ひとりで出来る工場長が異常なだけで。
ほどなく処理機の復旧が終わり、無事ラインの流れを止めないまま残務処理に戻れました。
箱詰め商品の準備ができたので、残務処理を中断して作業を開始。
順調に作業をしてたところへ課長が登場。
「ちょっとあっちの応援いって」
と、別の生産ラインの応援に駆り出されます。
そんな感じで、今日は結構場所移動が多かったのですが、これも【乾為天】といえば【乾為天】
【乾為天】はすべてが【陽】で構成された卦です。
【陰】が内にエネルギーを溜め込むなら、【陽】は外に発散する。
つまり、1カ所に止まってはいられないわけです。
今日はこんな感じでせわしない1日になりそうな予感がビンビンするのでした。
思わぬトラブル
箱詰めラインの簡単な流れですが、まず商品を載せた台車をセットし、リフトで持ち上げます。
商品は20段以上に積み上げられた薄いトレイに並べられており、それが段バラし機というところに送り出されます。
台車には段積みされたトレイが3列あり、それが順番に送り出されていくのですが、今日はなにやら2列目3列目がやたら前に出てしまいます。
1列目の段バラし作業中に、2列目がそのうしろで密着して邪魔をするという感じ。
そうなると一旦機械を止めて重いトレイの段を「えいこらさー」と引き戻してやる必要があるのです。
これまでも同じようなエラーはよくあったのですが、にしても頻度が高い。
……ていうか、リフトと段バラし機の距離、こんなに近かったっけ?
なんて首を傾げつつ作業をしていると……
――ゴゴゴゴゴゴゴ!
轟音に驚き、現場に駆けつけると、前に出すぎたリフトが断バラし機を押し上げているではありませんか!
これは俺も初めての経験なので、どうしようもありません。
幸い生産ラインで課長と工場長がペアで作業をしていたので、どちらかきてくれー! とヘルプを出しました。
結果、工場長がきてくれることになり、現状を確認。
とりあえず手動でリフトを戻し、状況を説明。
「なんかリフトがやたら前に出て、それでこんな感じに……」
と説明する俺の話を聞く工場長の視線を追うと、断バラし機の脚が目に入ります。
「あっ!」
思わず声を上げる俺。
よく見ると、断バラし機の脚を床に固定する金具が外れ、機械が少しずつうしろにズレたあとが残っていました。
そっちかー!
てっきりリフトが前に寄ったか傾いたかしたとばかり思っていましたが、断バラし機のほうが後退していたようです。
あとで確認したのですが、思いっきり押せば1センチくらいは簡単に動くことが判明。
エラーの頻発という違和感に気づいた時点で慎重に観察していれば、避けられたトラブルだったかもしれません。
せわしなく場所移動を繰り返し、流れを止めないということに気を取られすぎたあまり、視野が狭くなり、慎重さを失った。
結果、虎の尾を踏む【天沢履(てんたくり)】の災いを引き寄せてしまったようです。
そのあともいろいろとイレギュラーなことが相次ぎ、六連勤の最終日は忙しいながらも、翌日に残務を大量に残すという消化不良な結果となったのでした。
ではまた明日!

