9月5日(土)道家易日筮
- 本卦(現在の状況・土台):【地山謙】
- 変爻(本日の焦点・動的なエネルギー):【三爻】
- 之卦(向かいつつある傾向): 【坤為地】
- 本日の予定:四連勤2日目。夜は自治会の会合。
- 現在の情況・心境:疲れはまだ少ない。
余力のある夜に、労を鳴らさない
今日の流れは、地山謙から坤為地へです。謙は有していながら居らない。動いた三爻は「労謙、君子は終わりあり、吉」——働いても心は日に小さく、徳は日に大きく。三爻が動くと下の艮が坤になり、純陰の地になる。火候(エネルギーの進退)としては、2日目の余力を夜の会合で使わず、労を外に置かず、終わって地に還る日です。
卦の要点
謙は巻二、陰をもって陽を保つ。内剛外柔。卦辞は「謙は亨る、君子は終わりあり」。始めだけ低く歩いて、夜に有を出すのは亨らない。三爻は一陽が群陰の中にいる位で、労して謙る。之卦の坤は、先んずれば迷い、主を得て後に利がある。西南の友、東北は喪う。導かず、受ける。
疲れがまだ少ないことは、労謙の許可ではない。余力は、会合で点化しようとする陽になりやすい。卦の向かう先は、その陽さえ地に還すことです。
技法層:劉一明の原意
- 地山謙:有していながら居らない。虚の極まり静の篤きをもってその所に止まる。仮の陽を止めて真の陽を養う。君子のみが始まりと終わりを謙で貫く。
- 九三「労謙、君子は終わりあり、吉」:一陽をもって群陰の中に居り、謙の道をもって群陰を点化する。謙であって労するに至れば、徳は日に大きく、心は日に小さくなる。我が謙にして人が自ずから謙となる。剛にして終わりある謙。真心実意の君子でなければできない。
- 坤為地:純陰。柔順、厚徳載物。先んずれば迷い、後れて主を得る。西南に朋を得、東北に朋を喪う。牝馬の貞。有為の将を置かず、地として承ける。
今日の火候は、労して場を導くことではない。労しても心を小さくし、終わりを坤に渡す。
実存層:今日をどう過ごすか
四連勤2日目は、初日より体が動き、疲れが見えない。夜に自治会がある。やりやすい誤読は、「まだいけるから、会合で話す/整える/労を見える形にする」です。労謙の「労」は外へ出す労働ではなく、中で小さくなりながら事を運ぶことです。君子は終わりあり、は、会合の最後まで低くいる、ということです。
- 余力を手柄にしない。 疲れが少ないのは事実。夜の発言量の根拠にしない。
- 会合は一句まで。 必要な返事はする。経緯も連勤の話も足さない。先に立って迷わない。
- 労を外に置かない。 働いた二日を、場で証明しない。
- 終わって地に還る。 会合のあと、頭の中で続きを開かない。坤は承ける側。
「本来の自分に還る」は、地域で役に立つ自分を今夜確定することではありません。一陽を群陰の中に置き、終わりまで小さくいることです。還れたかは、今日は問わない。
道家易からの学び
労謙は儒家の「働け、そして謙(へりくだ)れ」に見えやすい。劉一明は、心が日に小さくなる方を本体にします。徳が大きくなるのは結果であって、今夜の演出ではない。坤が之卦になるとき、処世の教えははっきりしています。先んずるな。主を得てから動け。友は西南——平易な受け——にあり、東北の険へ労を運ぶな。
柔順は、黙って従うことだけではありません。余力があっても先に出ないことです。虚静は、疲れがない感覚を消すことではなく、その感覚で中を満たさないことです。無為自然は、会合を欠席することではなく、2日目の夜に新しい端を生まないことです。
今日の一行
労しても、外に置くな。余力の夜は、一句で終え、地に還れ。

