【答え合わせ】「怒りの角」はハズレ。2万食の異物混入騒動が『邑を伐つ』と完全シンクロした、恐るべき『火地晋』の夜

イーチンタロット 火地晋 雷地豫 易経・易占:決断を導く「64の物語」

日筮検証:【火地晋】上爻【雷地豫】

どうも、平尾です。

さっそくですが今日のピンポイントメッセージ(爻辞)をおさらいしましょう。

「其(そ)の角(つの)に晋(すす)む。用(もっ)て邑(ゆう)を伐(う)つに維(よ)ろし。厲(あやう)けれども吉にして咎(とが)なし。貞(てい)なれども吝(りん)」
(頂点まで上り詰めた。村の内乱を制圧する。危ういけれども吉であり、問題はない。とはいえ正しいおこないであろうと武力による内部粛清は恥ずべき事である)

最初の「其の角に晋む」の『角』は、動物の角を表します。
角の先端は大抵身体のもっとも高い位置にあるので、「頂点に上り詰める」と読むのですが、普通に「角が生える」とも読め、その場合は臨戦態勢や興奮状態にあると言う感じ。
昨日のハードワークを引きずって今日もピリピリムードなのでは?
と思い、今朝は後者の解釈を選択したのですが、どうやら普通に前者だったもよう。

ピークアウトへ進む

【火地晋(かちしん)】は普通に大吉卦で、大地の上、すなわち空に太陽がある状態を表します。
ただ、今日得た上爻は、その最終段階にあるので、ちょうど南中(なんちゅう)に達した太陽が、これから西へ傾いていくことを示しているのです。

なので、普通なら「幸運もそろそろ終わるよ」みたいな感じなのですが、今日の【火地晋】は、どう考えても昨日の【火天大有(かてんたいゆう)】を受けたものですよね。

仕事が大量に有り(大有)、やるべき作業や疲労が大いに蓄積する(大畜)というのが昨日の答え合わせでした。

なので、それを受けて今日の【火地晋】は、「その忙しさも疲労もいまがピークですよ」というメッセージだったのですよ。

本来は太陽が西へ傾き、幸運が薄れていくという上爻の時ですが、今日に限ってはしんどさがピークアウトする、というメッセージでした。
今日も今日とて忙しくはあったのですが、朝の応援が終わればあとは基本的には箱詰めラインで黙々と作業するだけという1日でしたからね。

そして変化の先は、リラックスムードを表す【雷地豫(らいちよ)】

終わる頃には心なしか身体も軽くなっていましたよ。

異物混入騒動

今日、ひとつのラインで異物混入の疑いがありました。
どうやら機械から外れた部品がなくなっており、商品に混入したおそれがある、という感じ。

しかも判明したのが、そのラインの生産がすべて終わったあとのこと。
朝一番から準備していたすべての商品を金属探知機にかけ、異物混入がないかどうかの再確認を要されたのでした。

ここでもう一度今日の爻辞(こうじ)を見てみましょう。

「其(そ)の角(つの)に晋(すす)む。用(もっ)て邑(ゆう)を伐(う)つに維(よ)ろし。厲(あやう)けれども吉にして咎(とが)なし。貞(てい)なれども吝(りん)」
(頂点まで上り詰めた。村の内乱を制圧する。危ういけれども吉であり、問題はない。とはいえ正しいおこないであろうと武力による内部粛清は恥ずべき事である)

「其の角に晋む」は先述したとおり「頂点に達する」ことを意味しますが、頂点=最終段階と読めます。
つまり「今日の生産をすべて終えたとき」と見てよいでしょう。

次に「用て邑を伐つに維ろし」ですが、これは「村内の反乱者を討伐する」という意味です。
そのためには「異分子を見つけ出して排除」する必要があります。
これは「異物を見つけ出して排除する」に繋がりますね。

「厲けれども吉にして咎なし」は、「危ないところだったが無事討伐は成功し、なんの問題もない」という意味。
出荷前に異物混入の危険性に気づき、再検査をできたので、危うくクレームにつながるところでしたが未然に防げて問題なし。

「貞なれども吝」は「正しいおこないだが恥ずべきことでもある」という意味。
反乱の鎮圧という行為は、村内の平和を守るために成すべき正しいおこないではあるけれども、そもそも反乱が起こらないように普段からしっかりと村を治めるべきである。
なので、そういう事態に陥ったことは恥ずべきことだ、というわけですね。
これも、異物混入のおそれが少しでもある以上、時間をかけて再検査をする、というのはとてもよいことです。
が、そんな事態に陥って頤はいけませんぜ、という感じですかね。

もちろん生産段階ですべての商品は金属探知機を通して異物混入を防ごうとしてはいるのですが、どうしても探知の網をかいくぐるヤツってのは出てくるものなんですよね。
なので、もっと早く気づけていればなぁ…と悔やまれるわけですよ。

だって、およそ2万食くらいを再チェックですからねぇ。
あらゆる部署のひとが総出になって、作業をしてましたよ。

俺はそんな大騒動を眺めつつ、箱詰めラインで黙々と定時まで働き、あとは社員さんに引き継いで帰らせていただきました。

ではまた明日!

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