日筮検証:【艮為山】三爻【山風蠱】
どうも、平尾です。
今日の検証記事はまず易のお勉強からはじめてみましょう。
【艮為山】といえば伊藤博文
易を学ぶ者なら誰もがしるエピソードに、高島嘉右衛門が伊藤博文の死期を占った、というものがあります。
高島嘉右衛門は『横浜の父』と呼ばれる実業家であると同時に、『易聖』と称される易占の名人でした。
博文の養子が嘉右衛門の娘婿ということもあり、2人は大変親しい関係だったようです。
さて、博文が韓国へいくことになり、その行く末を占ってくれと高島に依頼します。
結果は【艮為山(ごんいさん)】の三爻(さんこう)
「其(そ)の限(こし)に艮(とど)まる。其の夤(せじし)を列(さ)く。其の心厲(あやう)し」
(身体の要である腰のところで無理やり動きを止めようとする。すると背中の肉が引き裂かれるような激痛が走り、心も危うくなる)
なんとも不吉な卦です。
「韓国いきは中止したほうがよい」
という嘉右衛門の言葉に
「そういうワケにもいかん」
と答える博文。
「ではせめて名前に『艮』とか『山』が含まれるような人や場所にご注意を」
そんな忠告を受けた博文でしたが、ご存知の通り韓国にて暗殺されました。
犯人の名は『安重根(アン・ジュングン)』
『根』のつくりは『艮』であり、それが『重なる』という名はまさに【艮為山】が示したものだったのでした。
そして今日、俺が得たかも【艮為山】の三爻。
いったいどんな1日が待ち受けているというのかーっ!?
平穏無事
はい、とくになにもありませんでした。
朝の応援のとき、ちょっと身体をひねる姿勢を維持するため、背中がちょっと凝ったかも?
でも『背筋を引き裂かれるような痛み』とは無縁オブ無縁。
箱詰めラインに入ってからも、順調の極み。
もちろん不吉な卦を得ていましたから、動きや姿勢には気を使いましたけどね。
そのおかげなのか、平穏無事に仕事を終えられたのでした。
【山風蠱】はお片付けの卦
さて、このままなにも起こらぬでは収まりが悪い。
そこでふと
「【山風蠱(さんぷうこ)】は断捨離カードだから、片付けをするといいですよ」
というイーチンタロットの先生の言葉を思い出します。
「部屋の片付けが大変なら、財布とカバンの整理をなさい」
ともおっしゃっていたので、とりあえずレシートや使用頻度の低いカードを取り出すなどして財布を整理。
そういえば職場に持っていくトートバッグが、たばこ臭くなっていたな。
チェーンスモーカーの弟が三泊した仏間に置いていましたからね。
これも中身を整理し、バッグにはとりあえずファブリーズ(黒)をかけておきました。
これにてミッション完了ってことで、よござんすね?
高島易にご注意を
先述した高島嘉右衛門(号を『呑象(どんしょう)』)ですが、自身の事業に易占を活用してはいたものの、占いそのものを商売にしたことはありませんでした。
『占い』は『売らない』をモットーに、たとえ誰かを占っても占料はとらなかったといいます。
そして、『高島易断』という占例書を著しましたが、弟子は取らず、親族も占業に関してはノータッチ。
つまり、後継者はいないのです。
が、嘉右衛門の死後『高島易』を自称する占い師や団体が雨後の筍のごとく現れたとか。
遺族も「迷惑千万」とおっしゃってます。
そしてそんな団体は、現代にも多く残っております。
霊感商法まがいの事件を起こして刑事罰を喰らった団体もあります。
嘉右衛門の著した『高島易断』を勉強、研究している、という人はまったく問題ありません。
俺もいつか、しっかり読みたいと思っていますし。
しかし「我こそは、かの易聖と名高き高島嘉右衛門(呑象)の正当なる系譜を受け継ぐものなり!」なんて言っている人や団体がいたら、そっと距離を置きましょうね。
本当に高島易を名乗るなら、占料はとっちゃダメですよ。
嘉右衛門に習って自身を占い、事業を発展させればよいのですから。
本当に易聖の技術を継いでいるなら、それくらいはたやすいはずですからねぇ。
おおっと、妙な話になりそうなので、今日はこのへんで。
ではまた明日!

