2026年8月【丙申】月運・月筮
四柱推命月運
- 大運 【乙未】通変星【劫財】十二運【死】
- 歳運【丙午】通変星【偏印】十二運【帝旺】
- 月運【丙申】通変星【偏印】十二運【病】
道家易月筮
- 本卦(今月の土台・テーマ):【山天大畜】
- 変爻(今月の焦点・動的なエネルギー):【二爻・三爻】
- 之卦(向かいつつある傾向・帰結):【山雷頤】
- 地卦(上旬/環境・他者など変え難いもの):【天雷无妄】
- 人卦(中旬/自分自身・意志で変え得るもの):【沢天夬】
- 天卦(下旬/天候・時間など抗えないもの):【山風蠱】
- 中筮爻卦(参考:各爻の元の卦): 【震乾乾兌巽艮】
- 当月の予定:上旬~中旬あたりに新刊コミック発売。下旬にバンド関連活動の予定あり。
- 現在の情況・心境:笑えるくらい金欠
どうも、平尾です。
7月最終木曜日、月に一度の月筮の日です。
まずはいつもどおり、四柱推命による月運鑑定から。
四柱推命要約
【総合判定:吉(劇的な環境変化と重圧からの解放)】
8月は、これまで平尾様を苦しめていた極限の熱と重圧を打ち破る、待ちに待った「金(排熱口)」のエネルギーが巡る大転換の月です。
■ 運気の核心(寅申の冲)
最大の特徴は、仕事環境を表す原局の「寅(重圧)」と、月運の「申(刃物)」が激突する「寅申の冲(ちゅう)」の発生です。これは単なるトラブルではなく、あなたを縛っていた理不尽な責任やしがらみを一刀両断する「大吉の破壊(ブレイクスルー)」となります。
■ 具体的な影響
・仕事・対人:予期せぬ異動や予定の白紙化など、一見バタバタしますが、結果的に一人で背負わされていた重荷から解放されます。人間関係でも、気を遣っていた腐れ縁をドライに清算できる好機です。
・健康:ストレスの放出が始まりますが、「冲(衝突)」の月のため、交通事故や金属・機械による怪我には十分警戒し、慌てず行動してください。
■ 開運アクション(化解)
今月起きる「変化」には絶対に逆らわないでください。「自分がやらねば」という執着を捨て、溜め込んだ不満や考えは積極的に言葉にして外に出す(発散する)ことが最高の厄除けとなります。引き続き水辺での休息で心身を冷却し、この爽快な転換期を乗りこなしてください。
待ちに待った【申】月です。【金】の気です。
頭に【丙(ひのえ)】が着いているので、過剰な【火】の気は増えますが、月支(げっし=月の十二支)は三倍のパワーがあるので問題なし!
過剰な【火】の気と【金】の気が衝突してごちゃごちゃするけど結果オーライ、みたいな感じのようで。
特に怪我と事故には本当に注意したほうがよさそうです。
なんにせよ大吉月の到来に、年始以来のしんどさが少しでも緩和されることを願う次第。
続けて易占による月筮ですが、今回は道家易でやることにしました。
未来の情報をたぐりよせて現在に活かす、的な通常の占いとことなり、道家易は現在の情況をしっかりと把握したうえで、それをベースに未来の方向性を見るという感じ。
個人的には、この視点がすごく合っているなぁと感じたので、しばらく理解を深める意味も兼ねて、道家易を中心に実践していこうかなと思ったのです。
というわけで、さっそく道家易の鑑定結果をどうぞ。
道家易要約
【今月のテーマ:大いに蓄え、正しく養う】
「山天大畜」から「山雷頤」へ向かう今月は、原作者として長年蓄えたエネルギー(作品)を世に放ち、自他の精神を養う月です。売上や金欠への焦り(妄動)を手放し、「自分の作品が読者や自身の心をどう養うか」に焦点を当てましょう。
【三才のプロセス】
- 上旬・環境【天雷无妄】:新刊発売。他者の評価や売れ行きなど、コントロール不能な結果への執着(妄念)を捨て、誠心を尽くした事実のみに立ち、無心に作品の誕生を喜んでください。
- 中旬・自己【沢天夬】:自己修練の時。金欠への焦りや他者との比較など、心に蠢くネガティブな感情(陰気)を、作家としての余裕とユーモアをもって軽やかに、かつ決然と断ち切ります。
- 下旬・不可抗力【山風蠱】:バンド活動や疲労で気が滞りやすい時期。無理に抗わず休養し、心を「虚静」に保つことで、次の創作へ向かうエネルギー(先天の気)を再生させます。
【総括】
現在の金欠は、外側の富に依存せず、内なる精神の豊かさ(創作の喜びや仲間との調和)で自らを養う絶好の修練の場です。結果に動じず、静かに自己の真性を育む一ヶ月となるでしょう。
地卦【天雷无妄】手の届かないことは気にしない

他人や環境など「自分の力で動かすことは困難だけれど不可能ではない」という地卦(ちか)に【天雷无妄(てんらいむぼう)】が出ているのが印象的です。
【天雷无妄】は「人事を尽くして天命を待つ」みたいな意味も持ち合わせていますから、新刊コミックの発売に向けて、できることをやったらあとは待つしかないよ、というメッセージに思えますね。
もしかするとバンド関連でもいろいろあるかもしれませんが、そこもできることだけやって、自分の力が及ばないところはきっぱり諦めるのが吉かもしれません。
このあたり、四柱推命鑑定「バタバタするけど結果オーライ」に通じそうな気がします。
人卦【沢天夬】自らの意志で切り捨てるもの

【沢天夬(たくてんかい)】は、不要なものを排除するという意味があります。
以前は重用してたけど使わなくなったものや、捨てるには惜しいものを思い切って排除する。
捨てられるほうもつらいけど、捨てるほうもつらい!
そんな感じ。
これまで結構な時間とお金をかけて学んできた周易や、学び始めて面白くなってきたけどちょっと時間を取られる断易を、排除とまではいかずともいったん切り上げて、道家易に注力する。
この判断がなんとなく間違っていないように思えます。
実は以前から幾度も予告していた『AI断易』についても、断念しようかと考えていたところ。
自分で使うには面白いのですが、いざ人に、しかも不特定多数の人に使ってもらうには、ちょっとクオリティがなぁ…という感じ。
そこに取られる時間と労力を別のところに回したいなと思い始めていたので、ここで【沢天夬】を得たのを機に、バッサリ諦めてみるのもいいかな。
天卦【山風蠱】意図せず切り捨てられるもの

皿の食物が腐って虫が湧くことを表す【山風蠱(さんぷうこ)】
虫が湧いたものは捨てるしかありません。
なので、イーチンタロットの先生から【山風蠱】は「断捨離カード」と教わりました。
これが不可抗力を表す『天卦(てんか)』に出ている。
思わぬところで、なにかを切り捨てることになるのかも。
天卦は時間の流れでいうと下旬を表しますから、バンド関連でなにかあるのかもなぁ…。
ま、ここは考えてもしょうがないところですし、部屋の片付けでもして風通しをよくしておきますかね。
本卦【山天大畜】之卦【山雷頤】アイデアを蓄え咀嚼する

で、最終的な結果が、大いに蓄える【山天大畜(さんていたいちく)】と、飲食を楽しむ【山雷頤(さんらいい)】
実は来月発売予定の新刊に載せるため、かなり気合いの入ったスピンオフ短編小説を書きました。
これが思いのほか楽しくてですね、止まっていたWEB更新の続きもついでに書いちゃったりしたのですが、いっそ新作を書くのもいいのかなと。
あ、WEBの続きは新刊の情報公開に合わせて更新するので、まだ書いただけですけどね。
とにかく、新作を書くのはアリだなと。
かれこれ2年くらい本格的な執筆は休んでますが、理由は「なんとなく気が乗らないから」
なら「なんとなく気が乗ったら」書いてもいいんじゃないかと。
とりあえず、来月はプロットをしっかり組んで咀嚼するのがいいのかなと思っています。
以前は勢いに任せてババーッと書けていたんですが、いまは、こう、忘れちゃうのでね…設定とかキャラの特徴とか。
あと、このところ未完が続き過ぎているので、次は単行本一冊分くらいの作品を最後まで書いてから公開しようかな、とも考えています。
書籍化とかそういうのは考えず、書きたいものを書くのが性に合ってるな、ってのも、休筆中に実感しましたので。
……とかいいながら、結局「やっぱ気が乗らねぇ」とか言ってサボる可能性も大いにあるので、あまり期待はせんでくださいまし。
なんにせよ、8月はいい月になりそうで、いまから楽しみです。
それではみなさま、よい1ヶ月を!
鑑定結果詳細
四柱推命月運鑑定
1. 運気エネルギーの構造分析(推論プロセス)
今月は、平尾様の命式において非常にドラマチックな「破壊と再生」のロジックが働きます。その推論プロセスは以下の通りです。
- ベースの確認(火炎土燥と重圧):
- 平尾様は「木(重圧)」と「火(熱)」が極度に強く、「金(排熱)」と「水(潤い)」が欠如した身強の命式です。大運「乙未」と歳運「丙午」により、ここまで異常なまでの「熱」と「しがらみ」に縛られていました。
- 8月「丙申」の特異な演算(用神の到来と【冲】の発生):
- 今月巡ってきた「申(さる)」は、五行でいうと「金」です。これは平尾様の命式に完全に欠けていた「熱を逃がす排熱口」であり、喉から手が出るほど欲しかった大吉の「用神」です。
- 「寅申の冲(ちゅう)」という起爆剤:
- 今月、月運の「申(金)」が、平尾様の原局の月柱にある「寅(木)」と真正面から激突します。これを四柱推命では【冲(ちゅう)】と呼びます。月柱は「仕事・社会・現在の環境」を表します。
- 一般的に「冲」はトラブルや破壊(凶)とされますが、平尾様の場合は完全に逆です。あなたを苦しめていた忌神の「寅(プレッシャー・過剰な責任)」を、用神の「申(鋭い刃物)」がバッサリと切り裂いてくれる「大吉の破壊(ブレイクスルー)」となります。
- 結論:
- 天干の「丙(火)」が巡っているため、頭の片隅にはまだ焦りや考えすぎ(偏印)が残りますが、現実(地支)では「申(金)」の強いエネルギーが働き、先月までのサウナのような閉塞感を一気に打ち破る強風が吹き込みます。
2. 【総合判定】2026年8月の運勢テーマ
【判定:吉(劇的な環境変化と、重圧からの解放)】
今月のテーマは「強制的なリセットと、停滞を打ち破る起爆剤の投下」です。
7月までの「動きたくても動けない、同じ問題がループする」という重苦しい膠着状態が嘘のように、事態が急激に動き始めます。それは時に、想定外のトラブルや突然の予定変更という「ショック療法」の形で現れるかもしれませんが、恐れる必要はありません。その変化はすべて、あなたから「不要な重荷を取り除くため」に起きている必然の流れです。
3. 具体的な影響(仕事・対人・健康)
- 仕事運(予期せぬ変化と責任の手放し):
- 「寅申の冲(仕事環境の激変)」がダイレクトに現れます。突然の部署異動、プロジェクトの方向転換、あるいは強制的なスケジュールの白紙化などが起こりやすい時期です。一見するとバタバタと忙しくなりますが、結果として「あなたが一人で背負わされていた理不尽な責任(寅)」が切り離されます。精神的な風通しは格段に良くなるはずです。
- 対人関係(しがらみの切断):
- 先月までの「腐れ縁」や「断り切れない関係性」にメスが入ります。金(申)は刃物や決断力を意味します。今まで気を遣って言えなかった本音が出やすくなり、あなたにとってマイナスになる人間関係をドライに清算できるタイミングです。
- 健康運(排熱の開始と、物理的な事故への注意):
- 体に溜まっていた熱(ストレス)が「金」の作用でようやく外へ放出(デトックス)され始めます。ただし、「冲」という強い衝突のエネルギーが働く月ですので、交通事故や、刃物・機械による物理的な怪我には十分注意してください。せっかちになりやすいので、移動時は意識してペースを落としましょう。
4. 運気を乗りこなすための戦略的指針(化解)
今月、この「大転換の運気」を味方につけるための具体的なアクションは以下の通りです。
- 「変化」に絶対に逆らわない(金を活かす):
- 今月起きる予定変更や環境の変化は、あなたを救うためのものです。「今までこうやってきたから」「自分がやらなければ」という過去のやり方(木・火のエネルギー)に執着せず、波に乗って古いルールを切り捨ててください。
- 意図的なアウトプットと自己表現(食傷=排熱を促す):
- 「金」はあなたにとって「食傷(しょくしょう)」という、自己表現や発散の星です。仕事の不満でも、新しいアイデアでも、自分の中に溜め込まずに「言葉にして外に出す(話す・書く)」ことを徹底してください。これが最高のデトックス(化解)になります。
- 水辺でのリフレッシュを継続する(水を補う):
- 「金」が巡ってきたとはいえ、命式全体が極度に熱く乾いている「火炎土燥」のベース(さらに大運・歳運は強烈な火土)は変わりません。今月は「金生水(金が水を生み出す)」の作用で水を取り込みやすい時期でもあります。引き続き、物理的な水分補給や、海や川、温泉など「水気」のある場所への外出を積極的に行い、心身の冷却装置を稼働させてください。
道家易月筮
1. 今月の全体テーマ(本卦・変爻・之卦の読解)
卦の要点
本卦は「山天大畜(さんてんたいちく)」、変爻は九二・九三、之卦は「山雷頤(さんらいい)」です。内に蓄積してきた精神や創作のエネルギー(大畜)が、変爻の動きを経て、他者や自己を育む「真の養い(頤)」へと結実していくプロセスを示しています。
【技法層の理解】
劉一明の解釈において「大畜」は、内なる乾(純陽・先天の真気)を艮(止)によって留め、外に漏らさず厚く涵養する象です。
変爻の九二「輿(くるま)その輹(とこしばり)を説(と)く」は、陽気が進もうとするときに妄動を抑え、車軸を外して時を待つ火候(進退の制御)を示します。九三「良馬逐(お)う」は、陽気を進める好機に至るも、「輿衛を閑(なら)う(防御を固める)」ことで険難を防ぎ、正しく前進する段階です。
これらが向かう之卦「頤」は、動(震)と静(艮)を調和させ、天地・自己・他者を正しく養う(養正)境地であり、内丹における「性命」の成就に向けた養生・還元を意味します。
【実存層の適用】
原作者として作品を世に出すことは、まさに長年内に蓄えてきたエネルギー(大畜)を放出する行為です。
しかし、発売直後は評価や売上、金欠という現実に対する焦りから人心(後天の私欲・不安)が妄動しがちになります。九二の教えに従い、作品を放った後は結果に固執して心を暴走させず、一息ついて静観(車軸を外す)してください。そして九三の教えの通り、プロとしての次の歩み(良馬)を進めつつも、心の防備(評価への過度な一喜一憂を防ぐ)を怠らないことが肝要です。
最終的な之卦「頤」が示すように、今月の本質は「自分の生み出した言葉や作品が、読者や自分自身の精神をどう養うか」という点にあります。作品を世に問うことを通じて、己の真性(本来の自分)を養うマインドフルネスとして今月を捉えてください。
2. 三才(天地人)が示すプロセスの展開
【地のステージ/上旬】地卦の読解:天雷无妄(てんらいむぼう)
卦の要点:
後天の妄念(私欲・計算)を交えず、先天の道心(自然の理)に従って動く。
【技法層の理解】
「无妄」は、下卦の震(動)が上卦の乾(健・天理)に従って動く象です。人心の虚妄・作為を去り、先天の真性を保つことで、災いなく気が円滑に巡ります。
【実存層の適用(環境・他者への対応)】
上旬の新刊発売時、売れ行きや読者の反響、金欠の補填といった「結果への期待・執着(妄念)」に心が囚われやすくなります。しかし、他者の評価や市場の反応は「コントロールできない領域(地のステージ)」です。
原作者として「誠心を尽くして描いた」という事実のみに立ち、結果に対しては作為を捨てて「ありのままを受け入れる(无妄・柔順の姿勢)」ことが求められます。計算や見栄を捨てて作品の誕生を無心に喜ぶことが、精神の清明さを保つ鍵となります。
【人のステージ/中旬】人卦の読解:沢天夬(たくてんかい)
卦の要点:
剛健な徳をもって、内に残る最後の陰(妄念・邪気)を和悦のうちに断ち切る。
【技法層の理解】
「夬」は五つの陽が一つの陰を排除する決断のプロセスです。強引な力任せではなく、上卦の兌(和悦)の精神をもって、滑らかに陰気を解消することが内丹の火候として求められます。
【実存層の適用(自己修練・意志の領域)】
発売後の慌ただしさが落ち着く中旬は、自分自身の意識をコントロール(有為の調整)する時期です。金欠への焦りや創作上の不安、あるいは他者と比較してしまう心など、内面に蠢く「陰気(ネガティブな感情)」を、意志の力で決然と手放しましょう。
ただし、自分を責めたり無理に抑え込むのではなく、作家としての余裕とユーモア(和悦)を持って、「不要な悩みを軽やかに切り捨てる(夬)」姿勢を貫いてください。
【天のステージ/下旬】天卦の読解:山風蠱(さんぷうこ)
卦の要点:
気の停滞や腐敗を正視し、虚静の境地から新たな生機(秩序)へ再生する。
【技法層の理解】
「蠱」は、巽(風・陰)が艮(山・止)に抑え込まれ、気が滞る象ですが、「先甲三日、後甲三日」の教えの通り、事態の原因を見極めて革新し、復初(元に還る)へ向かう契機を含みます。
【実存層の適用(大自然・運勢の波への対応)】
下旬のバンド活動や、新刊発売後の疲れ・金欠の現実が重なる時期、精神的な脱力感や「気の滞り(蠱)」を感じやすくなります。こうした不可抗力の波が来たときは、抗わずに一度立ち止まり、心を「虚静」に保ってください。
創作や発信で使い果たしたエネルギーを休息によって満たし、無為自然に委ねることで、滞っていた気が再び巡り出し、次の創作や生活に向けた先天の気(エネルギー)が取り戻されます。
3. 今月の生活への適用と道家への学び
原作者としての新刊発売とバンド活動、そして「笑えるくらい金欠」という情況が重なる今月は、道家易の実践において非常に深い意味を持ちます。
『周易闡真』の巻三以降に強調される「三教一致(日常における中庸と倫理)」の観点から見ると、之卦の「頤(養う)」は、「自ら口実(取り入れるもの・吐き出す言葉や表現)を求む」という日常倫理の修練を指します。原作者として世に送り出す言葉や物語は、読者の心を養うものであり、同時に作品の評価や収益といった現実の果実として自分自身を養うものでもあります。
大畜卦の辞にある「家食せずして吉」とは、狭い自己の利害(人心)に捉われず、天理・公徳(道心)に従って自他を養うことの大切さを示しています。現在の「金欠」という物質的な不足は、外的な富に依存せず、内なる精神の豊かさ(創作の喜びや仲間との調和)によって自らを養うという、道家易の根本的な「退いて養う(頤)」境地を試す絶好の機会です。
作品を世に放ち(大畜・无妄)、不要な執着を断ち切り(夬)、疲労や滞りを休養で癒やす(蠱)という一ヶ月のプロセスを通じて、あなたは単なる「結果を待つ作者」を超えて、外の環境に動じず「性命」を静かに養う道家的なマインドフルネスを体現されることでしょう。

