【道家易週筮】ドラムセットを組み替える。自分のやりやすさより、先に音楽に随う

イーチンタロット 沢雷随 沢地萃 風天小畜 水火既済 火雷噬嗑 道家易:本来の自分に還る『周易闡真』の実践録

10月5~11日(第二週)

  • 本卦(今週の土台):【沢雷随】
  • 変爻(今週の焦点・動的なエネルギー):【初爻】
  • 之卦(最終的に向かうべき方向・帰結):【沢地萃】
  • 地卦(過去/先週の受け止め・環境や他者など変え難いもの):【風天小畜】
  • 人卦(現在/今週の方針・自分自身や意志で変え得るもの):【水火既済】
  • 天卦(未来/来週以降への指針・天候や時間など抗えないもの):【火雷噬嗑】
  • 中筮爻卦(初爻→上爻の順):【乾巽離坎震離】 ※乾=老陽・坤=老陰(変爻)、震坎艮=少陽、巽離兌=少陰
  • 先週の振り返り:【ライブは大盛況だったが今後の課題も残った】
  • 今週の予定:【猫のワクチン接種。週末に秋祭りの準備】
  • 現在の情況・心境:【これまで以上に音楽へ重きを置く。そのための準備を進める】

どうも、平尾です。

「あきらめません!」の情報が少しずつ出始めました。

まず我々が起用された理由ですが、このポストにあるとおり大九明子監督がシベリアンニュースペーパーのファンだから、というもの。

音楽にだけはまっすぐ向き合ってきたと自負しておりますので、こういうかたちで報われるのは本当に嬉しいですね。

そして昨日の記事にあった本番終了後の居残り作業、その答えがこちら。

映画宣伝用の写真を撮っておりました。

で、このアングルとか配置とかがやたらカッコいいのでついでにアー写(アーティストプロフィール陽写真)も撮ってしまおうということになり…。

シベリアンニュースペーパー アー写 2026

出来上がったのかこちら。

いいですねー。

ただ、他にも居残り作業はしておったのですが、それはまた近日明らかになることでしょう。

お楽しみに!

では今週の週筮を。

いつもは鑑定要約のあとに記事を書いておりましたが、今回は先に記事を書き、鑑定結果は最後に置きます。

鑑定結果はむつかしいですから、面倒な人は読まずともヨシ

ドラムセットの組み替え

昨日の記事にも載せたこちら。

ドラムセットを組み替えようとしています。

一部電子ドラムのパーツを残しつつ、基本的には生ドラムのセットに変えようかなと。

というのも、レコーディングやリハーサルのたびに、生ドラムの感覚に慣れる時間が必要となるのが、ちょっとしんどいな、という理由から。

電子ドラムだと24時間練習できるという利点はあるものの、やはり生ドラムとはまったく別の楽器といっていいほど演奏感覚が異なります。

  • 時間を気にせず叩けるし…
  • 高い買い物だったし…
  • ライブのたびにバラしたり組んだりする手間も省けるし…

という理由から組み替えの踏ん切りが突かなかったのですが、今後シベリアンでの活動に重きを置く上で、やはり生の感覚を研ぐのに勝ることはありません。

そこで、ライブ翌日にとりあえず必要最低限を残してバラしたのです。

【随】の要は、先に自分が随うことです。音楽を「自分のものにする」より先に、音楽そのもの、仲間、場の求めるところに随(したが)う。

つまり、自分のやりやすさにこだわるとうまくいかない。

まず音楽ありき。

それに自分が従う。

まさに【沢雷随】です。

なんでもかんでもやろうとしてはいけない

ただし、注意すべき事が之卦の【沢地萃】に出ています。

気をつけたいのは、初六の乱萃(らんすい=無秩序にごたごたと集まってしまう)です。重きを置こうとした途端に、機材、練習法、発信、新しい企画など、あれもこれも信じて集めたくなります。

まずは機材を整えること。

これは今週の方針となる人卦の【水火既済】にも通じます。

あとは、先週の成功を自分の手柄にせず、練習を重ねて少しずつ蓄えていく(小畜)

生ドラムの感覚に慣れる、などの課題はひとつひとつ噛み砕いていく(噬嗑)

今週の過ごし方としてはこんな感じでしょうか。

では日曜日の検証記事で会いましょう。

よい一週間を!

週筮 10月5日〜11日 沢雷随(初爻変)→ 沢地萃

今週の卦は、前後の卦とのつながりが濃くなっています。天卦の噬嗑は、劉一明の配列で先週の本卦・臨を承けて来る卦です。人卦の既済は、今月の之卦・中孚を承けて来る卦です。地卦の小畜は、九月の本卦・師を承けて来る卦です。


1. 今週の最終的な方向性(随 → 萃、初九が動く)

【技法層】劉一明の原意

随は「性をもって情を求める」卦です(巻二)。

  • 下卦の震は東家で、性・我にあたります。上卦の兌は西家で、情・彼にあたります。先天の真陽はもともと我が家のものですが、後天と交わって外へ走り、他家のものになってしまいました。これを取り戻す「招き摂る法」が随です。
  • 随の道は、相手の欲するところに順って、次第に導くことです。「我をもって彼に随い、彼の歓心を取り、彼をして来て我に随わせる」。結語では「将にこれを取らんとすれば、必ず先にこれを与う」と言います。
  • 元亨ではあります。ただ「薬物には真仮があり、火候には次序があり、動静には時節があり、進退には早晩がある」ので、貞、つまり正をもって随うことが要ります。我が正しく感じ、彼が正しく応ずれば、仮の情も真の情に化します。

主爻・初九「官に渝るあり、貞にして吉、門を出でて交われば功あり」

  • 随の初めは、何に随ってよく何に随ってはならないかが混じっている時です。主となる立場には必ず変化があります。だからこそ可否を弁別し、正をもって随えば吉です。正がわかったら、門を出て物と交わり、「世法を借りて道法を修める」。これを劉一明は「始めを謹慎する随」と呼んでいます。
  • 対極にあるのは上六です。自分が先に随わずに、相手のほうを来させようとする。「強いて求め、強いて合わせる」と、ついに落空に終わります。

変じた先は萃の初六「孚あれど終わらず、乃ち乱れ乃ち萃まる。若し号べば一握にして笑いと為る、恤うる勿れ、往けば咎なし」です。

  • 陰柔で決断がなく、是非を弁ぜず、「或いはこれを信じ、或いはかれを信ず」。信ずべきでないものを信じ、集めるべきでないものを集める。これが乱萃です。それでも無益と悟って悔い、真師に親しめば、一度手を引かれるだけで「先に号び後に笑う」に転じます。

之卦・萃は「薬物を攢簇する」卦です(巻三)。

  • 上卦の兌は悦び、下卦の坤は順で、「我が人に順えば人は悦ぶ」。散じた神気を一気に収めることはできないので、「順をもって体とし、和をもって用とし、序に循って漸進し、火候を差えず、心を専らにし志を致し、久しきほど力める」。そうすれば、失ったものも還ってきます。
  • 「王、廟に仮る」とは根本を忘れないことです。ただし、空しい一念で事は済みません。「脚、実地を踏み、一歩一歩行く」。知ることより行うことが貴いとされます。

火候の全体像

  • 【解釈】今週は、震(動いて取りに行く)が坤(順って受ける)に変わり、「招く」段から「集めて結ぶ」段へ移る週です。その継ぎ目に、初爻の「弁別」が置かれています。弁別を誤ると、萃の初六が描く乱萃になります。

【実存層】情況への読み替え

  • 「これまで以上に音楽へ重きを置く」は、まさに「官に渝るあり」です。 官は、自分の職分・立場の比重を指します。この卦は変化そのものを咎めません。問うているのは、何に随うかを正しく弁別しているかです。
  • 随の要は、先に自分が随うことです。音楽を「自分のものにする」より先に、音楽そのもの、仲間、場の求めるところに随う。そうすれば向こうから来ます。逆に、周りを自分の新しい優先順位に合わせさせようとすると、上六の「拘系」になります。
  • 萃へ向かうとは、散っていたエネルギーを一つの根に集めることです。そのためにまず「なぜ音楽なのか」という根を忘れないこと(廟に仮る)。そのうえで、宣言より一歩一歩の実地を積むこと。
  • 気をつけたいのは、初六の乱萃です。重きを置こうとした途端に、機材、練習法、発信、新しい企画など、あれもこれも信じて集めたくなります。迷ったら一人で抱えず、信頼できる人に一度だけ訊いてください。「一握にして笑う」で足ります。
  • 距離の自覚:劉一明の「他家に走った先天真陽」は存在論的な概念で、「やりたいこと」や「才能」とは同じではありません。ここでは、外へ散った生気を根に還す向きとして借りています。

2. 三才が示す過去・現在・未来

【地/過去】風天小畜:大盛況は満たして盈たさず、課題は「まだ降らない雲」として受ける

技法層

  • 小畜は「小をもって大を養う」卦で、師を承けます。陽を借りて陰を退けるには、まず陽を養う必要があります。「満ちても盈ちず、剛であっても躁がず、有るがごとく無く、実のごとく虚しく」。
  • 「密雲雨ふらず、我が西郊よりす」:雲は陰が結んだもの、雨は陽が通じたものです。雲だけで雨にならないのは、小に過ぎて陽が振るわない状態です。
  • 九二「牽かれて複る」は、「敏にして学を好み、下問を恥じず、道ある君子と交わり、彼此資益す」。
  • 九三「輿、輻を説く、夫妻反目す」は、「剛にして自ら用い、己ありて人なし」。
  • 上九は、小畜の終わりは大畜の時であり、小に終わって大を知らなければ凶だ、と言います。

実存層

  • 先週の大盛況は乾の健です。そのまま受けてかまいませんが、盈たさないこと。成功を自分の格に変換しないことです。
  • 残った課題は「密雲」と受け止めてください。兆しは見えたが、まだ雨(形)にはなっていない。否定する必要も、焦って降らせる必要もありません。
  • 課題を共演者への不満として抱えると、九三の「反目」になります。九二のように、仲間と牽き合いながら見直すのが小畜の吉です。
  • 上九は、今週の「重きを置く」決断をきちんと支えています。小さく養う段階は、大きく畜える段階への準備です。いつまでも小に留まる必要はありません。

地の一行:成功は盈たさず、課題は雲として待つ。小さく養ったものは、やがて大きく畜える。

【人/現在】水火既済:成し遂げた直後こそ封じて守る

技法層

  • 既済は「危を防ぎ険を慮り、丹元を固済する」卦で、中孚を承けます。「済わざれば済うことを求め、既に済えば済うことを保つ」。
  • 内には明を蔵し(「智ありて用いず、才ありて使わず」)、外には険を防ぎます(「礼にあらざれば履まず……位に素して行い、外を願わず」)。
  • 「亨ること小」:既済では明が盛んになり、明を恃んで自ら用いやすい。「明極まって反って暗く」なります。だから**「初め吉、終わり乱る」**。早く防げば吉、明を過用すれば乱です。
  • 爻の要点は次のとおりです。
    • 初九「輪を曳き尾を濡らす」は、済ったその時に、もう不済を防ぐこと。
    • 六四「繻に衣袽あり、終日戒む」は、舟が濡れる前に詰め物を用意しておくこと。
    • 九五「東鄰の牛を殺すは、西鄰の禴祭に如かず」は、大げさな供え物より、質素で誠のある祭りが福を受けるということ。満ちて虚心を知らない者への戒めです。
  • 結語は「及早に封蔵し、危を防ぎ険を慮りて、向上の事業を修めよ。さもなくば晏安自ら怠り、成ってまた敗る」。

実存層

  • 逆の道: 成功の後の順の流れは二つあります。緩んで休歇してしまうか、勢いに任せて大きく打って出るかです。逆は、成功直後にこそ封じて守り、静かに次へ備えることです。
  • 火候: 「初め吉」なので、手を打つのは週の頭です。音楽に重きを置く準備は、月曜から小さく始めてください。
  • 西鄰の禴祭: 大きな宣言や大きな投資(東鄰の牛)より、毎日の短い練習や作業の継続のほうが、実際に福を受けます。
  • 素位而行: 仕事、猫の世話、秋祭りの役割は、今の位で行うことです。音楽を優先したいからといって、これらを「外」として疎かにしないでください。
  • 【読み替え】猫のワクチン接種は、六四「終日戒む」そのものです。濡れる前に備える。この週の象徴的な行いとして、丁寧に済ませてください。

人の一行:うまくいった直後こそ封じて守る。大きく宣言せず、小さく誠実に続ける。

【天/未来】火雷噬嗑:課題は時間が噛み砕く。一層ずつ、急がずに

技法層

  • 噬嗑は「格物致知、窮理の学」で、臨を承けて来ます。臨で陽を進め薬を採っても、「薬物には老嫩があり、火候には時刻があり、毫髪の差が千里の失となる」。だから窮理が欠かせません。
  • 上卦の離は明、下卦の震は動で、「先に明らかにして後に動く」。修道は獄を治めるようなもので、真仮・是非を審らかにしないまま刑を用いれば、無辜を傷つけます。
  • 爻は、理を窮める深さの段階を表しています。
    • 初九「校を屨きて趾を滅す」:明らかでないまま妄りに動くな。
    • 六二「膚を噬む」:表面だけで、肯綮(急所)を得ていない。
    • 六三「臘肉を噬みて毒に遇う」:似て非なるものに当たる。
    • 九四「乾胏を噬みて金矢を得る、艱貞に利し」:骨に貼りついた肉まで深く刻み入って、はじめて真が見える。
    • 六五「乾肉を噬みて黄金を得る、貞厲」:すでに明らかになっても、さらに一層の功夫を下し、一毫の疑いもなくなってから篤く行う。
    • 上九「校を何いて耳を滅す」:乱れて学び乱れて問い、盲師を聴き信ずる。禍の根は耳にある。
  • 結語は「一層また一層を剥ぎ去り、道の骨髄まで剥いで、些かの疑惑もなくしてこそ真知灼見」。

実存層

  • 来週以降、先週のライブの課題は時間とともに一層ずつ噛み砕かれて見えてきます。噛むのは自分ですが、消化は自然の働きです。来週のうちに結論を出す必要はありません。
  • 表面(膚)から骨(根本)へ: 最初に目につく課題(音響、段取り、ミス)は膚です。その奥に、練習の仕方や編成の癖(肉)、さらに奥に「何を表現したいか」(骨)がある。どの層の話なのかを区別するだけで、判断を誤りにくくなります。
  • 耳を滅さない: 課題が見えた途端に、動画、評判、人のアドバイスを片っ端から集めたくなります。それは上九の「乱学乱問」です。萃の初六「或いはこれを信じ、或いはかれを信ず」とも同じ形です。訊く相手は少数に絞ってください。
  • 虚静としての窮理: 劉一明は、理が明らかになってもなお「貞厲」、つまり畏れ慎むべきだと言います。わかったつもりでも決めつけず、気づきを書き留め、熟すのを待つ。これが、天に対して備えつつ委ねる姿勢です。

天の一行:課題は一度に噛み切らない。層を見分け、熟してから動く。


3. 今週の生活への適用と道家への学び

一週間の流れ【読み替え】

時期中心となる卦・爻行い
月随・初九(弁別)「音楽に重きを置く」の中身を一行で書く。何に随い、何には随わないか。
火〜水既済・六四(終日戒む)猫のワクチン。体調や予定の「濡れる前の備え」をここで済ませる。
水〜木既済・九五(西鄰の禴祭)音楽の準備は短く毎日。大きな買い物や発表は控える。
金噬嗑・六二〜九四ライブの課題を「膚・肉・骨」の三層に分けてメモする。結論は出さない。
週末随・初九(門を出でて交われば功あり)秋祭りの準備。世事を借りて道を修める場として、役割を淡々と果たす。
  • 音楽の準備: 劇伴の作業も含め、まず「根」を一つ確認してください(萃・廟に仮る)。そのうえで、今週は一つの作業を一歩ずつ進めます。あれもこれもと手を広げないこと(萃・初六)。
  • 仕事: 音楽に比重を移しても、今の仕事は「位に素して」果たします。比重の移し方は、宣言ではなく日々の時間配分で示すのが既済の吉です。
  • 人間関係: ライブの課題は、共演者を責める材料ではなく、一緒に牽き合って見直すものです(小畜・九二)。自分の新しい優先順位を相手に押しつけないこと(随・上六)。先に相手の求めに随えば、相手もこちらに随ってきます。
  • 秋祭り: 劉一明は随の初九で「世法を借りて道法を修める」と言っています。地域の行事は修行の邪魔ではなく、外に出て交わり、功を得る場です。

三教一致と、道家易への理解

  • 今週の卦は儒の言葉で満ちています。 噬嗑は『大学』の「格物致知」そのものを内丹の窮理として掲げます。既済は『中庸』の「位に素して行い、外を願わず」で保済を説きます。萃の初六には『中庸』の「道は人に遠からず」が、小畜の九二には『論語』の「敏にして学を好み、下問を恥じず」が引かれています。萃の「王、廟に仮る」は、祖先という根本を忘れない孝を、修道者が本来の天真を忘れないことに重ねたものです。巻三の萃では、内丹の攢簇がそのまま日常倫理の言葉で語られています。
  • 今週を貫く一本の糸は「弁別」です。 随の初九は可否を弁別して随い、萃の初六は是非を弁ぜずに乱れ、噬嗑は真仮を審らかにしてから動く。何に随い、何を集め、何を信じるかを見極めることが、今週の有為です。
  • 学び: 道家易の柔順は、ただ流されることではありません。正しく見極めたものに、自分から先に随うことです。随の「将にこれを取らんとすれば、必ず先にこれを与う」は、『老子』第三十六章の言葉でもあります。音楽に重きを置くという変化を、奪い取る形ではなく、随い、与え、集める形で進めていく。この一週間は、その柔順の実習になります。
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