【道家易】ギリギリ解けたことを成果にしない。二連休初日は鳴らさず升(のぼ)れ

イーチンタロット 地山謙 地風升 道家易:本来の自分に還る『周易闡真』の実践録

9月2日(水)道家易日筮

  • 本卦(現在の状況・土台):【地山謙】
  • 変爻(本日の焦点・動的なエネルギー):【二爻】
  • 之卦(向かいつつある傾向): 【地風升】
  • 本日の予定:二連休初日。犬のトリミングと自身の散髪。
  • 現在の情況・心境:昨夜トラブルはあったがギリギリで解消。

解けたことを、連休初日の上昇にしない

今日の流れは、地山謙から地風升へです。謙は有していながら居らない。動いた二爻は「謙を鳴らす、貞にして吉」——己の無を示し、人の有を尊ぶ。心を虚しくすれば腹は実つ。二爻が動くと下の艮が巽になり、升になる。火候(エネルギーの進退)としては、昨夜の解消を初日の上昇材料にせず、低く歩いたまま、順って少しだけ升る日です。

卦の要点

謙は巻二、陰をもって陽を保つ。内は剛、外は柔。君子は終わりあり。二爻はその中の鳴謙で、鳴らすのは自慢ではなく、無の提示です。之卦の升は巻三、木が地中から日ごとに長ずる象。順って上行し、強いて求めない。一朝一夕の功ではない。等級を躐(こ)えて躁進するな。

昨夜ギリギリ解消した事実は、升の許可ではありません。謙が先です。有(解けたこと)を外に置くと、升は困の前段階になります。升の次が困であることも、巻三の順です。

技法層:劉一明の原意

  • 地山謙:有していながら居らない。剛は内に止まり、柔は外に順う。虚の極まり静の篤きをもってその所に止まる。仮の陽を止めて真の陽を養う。始めだけ謙では亨らない。
  • 六二「鳴謙、貞にして吉」:柔順中正。無能をもって有能に順う。己の無を示し、人の有を尊ぶ。心を虚しくすればよく腹を実たす。柔にして剛に順う謙。
  • 地風升:漸進して徳を昇める。二体ともに順い、順って上行する。聚まって後に升る。大人を見て輔助とし、理に順って南征する。木が地中に生じるごとく、工夫を積み重ね、自然に順う。躐等の躁進ではない。

今日の火候は、解消を機に一気に升ることではない。無を鳴らして中を虚にし、升(のぼ)るなら順の勾配だけ。

実存層:今日をどう過ごすか

二連休初日は、四連勤のあとの開放です。昨夜のトラブルがギリギリ解消しているので、「休みに入った」「立て直した」と語りたくなる。それが鳴謙の誤読です。鳴らすのは無であって、危機管理の手柄ではない。

  • 解消を成果にしない。 解けたことは事実。完成ではない。今日は語りの材料にしない。
  • 予定は用事の大きさのまま。 犬のトリミングと散髪は、新しい升ではない。切り整えるだけ。話を足さない。
  • 連休初日に場を開かない。 検証の穴、新企画、昨夜の経緯の説明は、今日の升に使わない。
  • 低く歩いて、順って上がる。 身体を整える日。上げるのは髪と犬の毛の高さまで。

「本来の自分に還る」は、トラブルを乗り越えた強い自分を初日に確定することではありません。有を居らず、無を示して中を虚にすることです。還れたかは、今日は問わない。

道家易からの学び

謙の二爻は、無能の演技ではありません。有能の側へ順うために、先に無を出すことです。升が巻三で処世に開くとき、貴ぶのは順(したが)っての漸進です。連休の朝は「ここから上げる」と読みやすい。卦の順は逆で、低く歩けるうちに、木が一日分だけ伸びる、です。

柔順は、散髪をサボることではありません。解けたあとも外を低くすることです。虚静は、昨夜を忘却することではなく、解けた有で中を満たさないことです。無為自然は、連休を消すことではなく、初日に等級を飛ばさないことです。

今日の一行

無を鳴らせ。解消は外に置くな。升るなら、今日は一段だけ。

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