日筮検証:【地火明夷】五爻【水火既済】

どうも、平尾です。
今日の卦【地火明夷(ちかめいい)】ですが、トップの画像を見てもらえばわかるとおり、暗い雰囲気を持っています。
「太陽(明)が傷つけられて(夷)地中に沈む」
という意味からも、なかなか厳しめの難卦なのですが……。
なぜか今日は気楽でほどよく忙しい、よい1日だったのでした。
「箕子(きし)の明夷なり」
箕子のごとく愚か者のふりをして難を逃れる。
今日の得たる五爻のメッセージですが、まさにこれがキーポイントとなりました。
今日はアホでいい
朝、現場に入ると、表の作業場に課長の姿も工場長の姿もありません。
社員さんとパートさんが、生産ラインでせっせと作業中です。
どこかに応援かな……と思いつつ、冷蔵庫を開けてみると、昨日の残務がありました。
箱詰めラインの商品ではなく、誰がやってもいいヤツです。
正直に言いますと、生産ラインよりこっちのほうが楽です。
生産ラインはとにかく次々に出てくる商品を相手に作業しなくてはならず、自分のペースで動けません。
しかしこの残務は、自分のペースでやってよいのです。
結構な量ですし、応援には入らず残務のほうをやってもいいのでは?
いやしかし、パートさんたちの休憩を回すためにも、まずは応援に入るべきか…。
本来なら上役に確認すべきですが、今日はアホの振りしとけばいいということなので、とりあえず残務処理を開始。
ほどなく工場長が作業場に現れ、俺を一瞥するも、そのままご自身が生産ラインの応援に入り、パートさんを休憩にいかせました。
おお、これでよかったのか!
続けて課長が出てくるも、特に反応なし。
いいぞいいぞー。
そんなわけで、箱詰め用の商品準備が整うまで、気楽な残務処理としゃれ込めたのでした。
サポート不要、すべてがスムーズ
今日はアホのふりして目の前の作業だけやっておけばいい。
そうは思っても、明らかに手が足りていないところで作業が滞っていたら、さすがにサポートを……。
「あ、大丈夫ですー」
少し作業に手をつけたところで、人が配置されます。
そのあとも、いつもの感じで気になったところのサポートに入っても、すぐに人が来て要らない子になる始末。
「他人の作業が気になっても見ない振りをしろ」
とは
「俺が気にせずとも職場は適切に回る」
ということなのだろうか。
実際昼休憩の時。
いつもより30分前倒しにすると、ちょうどキリのいいところで作業を中断できるという状態でした。
が、作業場には休憩から戻っていない人が多く、人手は手一杯の状態。
ここで俺が抜けるのはさすがにマズいか?
と思った矢先にワラワラと休憩明けの人員が戻ってくるというタイミングの良さ。
箱詰めラインは現場の端っこにあり、残務処理もその近辺でやってました。
その感じは確かに【地火明夷】っぽんですよね。
日筮で【地火明夷】が出たときは、正直ちょっと緊張したのですが、こんなラッキーな展開なら大歓迎ですわー!
完璧に終わる
今日は生産量が多く、すべての作業を終えられませんでした。
最後のひと商品が、丸々明日へ回される、という状態。
でもいいんです。
それ、どうせ俺が明日やるから。
そして今日最後の商品箱詰めが、本当に完璧なタイミングで終わりました。
あと10分遅ければ他の社員さんに引き継ぐ必要があり、逆に10分早ければ時間つぶしが必要というなか、すべての作業を終えた時点で定時まで残り3分を切ったくらい。
あとはちょっとぼんやりしていたら定時が来て……
――ピピピピピ……。
例の70分処理機から台車排出の音が。
なんというタイミング!
この排出された台車を冷蔵庫へ入れるのに2~3分かかるのです。
実際、排出処理をした台車を冷蔵庫へ入れ、時計を見ると……
定時ジャスト!
まさに【水火既済(すいかきせい)】です。
しかも箱詰め商品が明日に残ったので、朝から箱詰め作業をできる。
これもまたありがたい展開です。
常に変化し続ける世界で完璧に整うことは、停滞からの崩壊を意味します。
そんなわけで、【水火既済】もまた、あまりよい卦とは思われづらいもの。
ですが、今日やるべき作業は完璧なタイミングで終わるも、大きな視点で見れば残務があるという、いわば未完成の状態。
六十四卦の順序を記した『序卦伝(じょかでん)』によると、【水火既済】の次はまさに未完成からの新たなスタートを意味する【火水未済(かすいびせい)】
完全に業務を終わらせるよりも、むしろいい状態で定時を迎えられたんじゃないかな、と思う今日この頃なのでした。
ではまた明日!

